shingotjpのベースについてのブログ

外国語との付き合い方やベースにまつわることについて書いています

サラウンドスピーカー YAS-109Bを試してみた

Yamaha フロントサラウンドシステム YAS-109Bのご紹介
 
サラウンドスピーカーは色々と試してきましたが、今回はバータイプの一体型フロントサラウンドシステム YAS-109Bの使用感を紹介したいと思います。

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Yamaha YAS-109B

出典:Yamaha Music Japan Co., LTD,

主に解決したかったことは、
NetflixAmazon fireTVなどで5.1chを再生するとセリフが小さいため、全体のボリュームが大きくなってしまう。」というものでした。
 
そこで購入したのがYahamaのYAS-109Bです。サウンドバータイプと言われる一体型のサラウンドスピーカーになります。
 
購入を決めた理由は、
1 セリフを際立たせる「クリアボイス」という機能を搭載していたから
2 Amazon音声認識システム「Alexa(アレクサ)」が搭載されているので試してみたいから
 
結論としてよかったことは、
「セリフが小さいという課題の解決よりもAlexaが便利過ぎてそればかり使ってしまうほど高性能!」
でした。
 
なんだか本筋からズレてしまっていますが、Alexa本当に便利すぎです。
Amazonプライムの会員であれば、Amazon Musicを聞けると思うのですが、そのあたりの操作をすべて音声コントロールでできてしまいます。
サラウンドバーなのに、完全にAlexa搭載スマートスピーカーとして利用しております(笑)
 
「そんな音声制御なんて何に使うの? 天気とか聞いて終わりでは?」
 
という声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。
 
気分に合わせて、例えば「アレクサ、ボサノバをかけて」や、「自然の音をかけて」など、効きたいサウンドに近いものをAlexaが探して再生してくれます。
また、例えば「瞑想の時間」としゃべると、Alexaが瞑想の時間管理やその間にリラックスできるサウンドを再生したり、回数をレポートしてくれたりなど、色々とお手伝いをしてくれます。
 
私は途中から日本語から英語モードに変更して使用していますが、英語モードだと、受け答えもかなりナチュラルです。
 
30分後に電源を切るなど、タイマー的な指示にも対応できます。
 
サラウンドバーとしての実力も高いです。このサイズでも充分迫力ある音が出せていると思います。
ただ、難点としては、テレビの前方下部に設置して使用しているので、どうしてもセリフはそこから聞こえてきます。これが、画面よりも下の方なので、ちょっと画面とズレているような違和感があるんですね。
テレビのスピーカーだと、例えばセリフをはなしている俳優さんの顔の近くから声が聞こえる気がして自然なのですが、どうしてもこのセリフの出力位置の違和感だけは少しのこるところでした。
もっと大音量にすればよいのでしょうか?
そうなると、セリフとの音量差で音が大きくなるという問題に戻りそうですが。。。。
 
とにかく、サラウンドバーとしての能力も高いですが、スマートスピーカーの入門として使用するのも良いということで、おすすめの機種です。
 
 

試奏したベースの感想 Lakland Bass

皆さん自分に合うベースを探していたり、興味があるベースがあったりしますか?
忙しくてなかなか見に行けなかったり、その楽器自体をもっと知りたいと思ったりもするかと思います。
この記事では、ベース歴30年の私が試奏したことがあるベースの簡単なレポートを書いているものです。
 
今回ご紹介するベースは、Lakland社のベースです。
 
Laklandは、シカゴにあるメーカーです。こちらで制作されているのがUSAシリーズと呼ばれているもので、こちらは日本で購入するとなるとハイエンドベース的な金額となります。マス・プロダクションではなく、カスタムショップ的なアプローチで作成されていますので、その分値段は高くなるのでしょう。
 
USAシリーズの他に、色々な種類があるのがLaklandのもう一つのポイントです。Shorelineシリーズは、パーツをUSAから取り寄せて、日本で組み立てているモデルのようです。低価格モデルには、Skylineシリーズというものがあり、日本や韓国などで組み立てているようです。
 
フロントにジャズベースタイプのピックアップ、リアにハムバッキングピックアップが搭載されたモデルをよく見かけます。私としては、このタイプのピックアップを搭載しているShorelineシリーズの"-94"モデルと、Skylineシリーズは何本か弾いたことがあります。
 

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SKYLINE SERIES 55-02
出典:Lakland, LLC.
 
このベースのポイントとしては、
「多彩なサウンドを表現できる万能でパワフルなアクティブベース」です。
 
音の印象としては、結構アクティブ感がでる印象です。 アクティブのEQは、結構効くのですが、うまく扱えれば多彩な音が出せます。かなりパワフルな音もだせますし、
全体的にワームな音色なのですが、ジャリッとした音色とともに一つ一つの音はとてもクリアに聞こえるので、いろいろなジャンルに対応できる印象です。
 
こちらの方が弾いているのは、USAシリーズのようですが、音の印象はこれに近いです。
 
出典:Youtube
個人的にはミッドを上げた音よりは、ミッドを下げてベース、トレブルを上げたドンシャリサウンドを作ったほうが好みです。
ネックは少し太めな印象です。2本のグラファイトで補強しているようなので、そのせいなのかもしれません。全てのフレットで、つまることのない安定した音をだせます。軽量なHipshotのペグが搭載されていて、ヘッド落ちを防いでいるようです。ストラップをつけた状態で立って弾いていませんが、バランスは良くて、弾きやすい印象です。
 
ピックアップは、Lakland社製のLH-3とオリジナルプリアンプが搭載されています。
こちらに移行する前は20年くらいバルトリーニのピックアップだったと思います。
 
ブリッジ側には、クアッドコイルで構成されたミュージックマンスタイルのピックアップが搭載されており、コイルセレクターのミニスイッチがついています。ブリッジ側の半分か、ネック側の半分、もしく両方の3種類を選択できます。
 
ベース・ミッド・トレブルの3バンドEQがついていて、ミッドは、背面パネル内のディップスイッチで周波数を変更できるようです。出荷時の周波数は、600Hzに設定されているようで、この他にも、275Hz, 900Hz, 1100Hzを選択できるようです。
 
コンセプトとしては、ジャズベース、プレシジョン、ミュージックマン全てのトーンを再現するという方向のようです。この点はG&LのL-2000, 2500に似ていますね。
違いとしては、ブリッジ側のピックアップをブリッジより、ネックよりの2つのポジションで設定できるため、ジャズベースのブリッジ側ピックアップ位置を変えることができるというところかと思います。
60年代と70年代で、リアピックアップの位置が微妙に違うようで、これを再現しようとしているのかもしれません。サウンドは確かに変わるので、使いこなすとなかなか味のあるサウンドメイクが可能なのかもしれません。
 
後のノブはピックアップバランサーとマスターボリュームになります。
ボリュームは、スイッチになっていて、通常はアクティブ回路がオンになっていて、スイッチを引くとアクティブ回路を完全バイパス(トゥルーバイパス)することができます。
完全バイパスになるため、ボリュームは一気に小さくなるので注意が必要です。
こちらは、アクティブ・パッシブ切り替えというより、例えば外部で好みのプリアンプを使用する場合などに有効な機能だと思います。バイパスモードにおいても、ブリッジ側ピックアップセレクターとバランサーは機能します。レコーディングなどのときにも便利に使えるようにとの配慮のようです。
 
特徴的な形のブリッジは、弦を裏通しすることもできます。ボディ裏には電池を入れるための専用のケースがついていて便利です。
 
全体的に何でもできる万能ベースという印象でしたが、スタジオや、レコーディングをされるような方には良いベースなのかなと思います。バンドの中でどんな感じになるのかは試してみたいなと思ったベースでした。皆さんも是非お試しを。
 

 
 

試奏したベースの感想 Mayones Patriot MR Fretless

試奏したベースの感想 Mayones Patriot MR Fretless
 
皆さん自分に合うベースを探していたり、興味があるベースがあったりしますか?
忙しくてなかなか見に行けなかったり、その楽器自体をもっと知りたいと思ったりもするかと思います。
この記事では、ベース歴30年の私が試奏したことがあるベースの簡単なレポートを書いているものです。
 
今回ご紹介するベースは、Mayones Patriotシリーズのフレットレスベースです。
 
このベースのポイントとしては、
「アップライトのようなサウンドと、エレクトリックのフレットレスベースサウンドをどちらも高いクオリティで表現できるベース」です。
 

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Patriot MR Fretless
出典:Mayones Guiters & Basses
ポーランドの楽器メーカーが製作するベースで、音や作りは完全にハイエンドなのですが、60万円、100万円とかまではしないというコストパフォーマンスの高いでベースです。
 
日本ではメイワンズと呼ばれていることが多いようですが、外国の方は、マイヨネースやマヨーンズ、マヨネースという発音が近いようですので、英語表記にて書いております。
 
フィンガーランプがついているので、CrewsさんのJackson 5みたいですね。うまく使えれば、Gary Willisさんのような弾き方もできるかと思います。
Gary Willisさんは、独自のピッキングスタイルを持つフレットレスベースの達人です。
 
ピエゾピックアップとソープバータイプのピックアップを搭載しています。
ピエゾがかなり感度良い感じです。弾いた時に結構ホワイトノイズのようなものがのりましたが、その辺りはボリュームやEQなどで調節するものなのかなと思いました。ピエゾピックアップのおかげで、アップライトのようなサウンドを得ることができます。逆に指がかすめるような音までひろうことで、よりアップライトに近い感じがだせるのかなと思いました。
 
通常のピックアップと、ピエゾは、バランサーのノブでブレンドして使うことができます。ピックアップ側も結構ピエゾのような指の触れる音までひろう感じの高感度という印象です。こちらは、いわゆる私達がよく思い描くフレットレスベースの音に近くなります。
 
面白い使い方として、バランサーを50:50にして、ハイのノブを上げることで、アコースティックギターのような音を出すことができます。
 
マスターボリュームは、コイルタップを兼ねています。ピックアップは、通常シングルコイルのようで、引くとハムバッキングモードになるようです。どちらかというと、ノイズをキャンセルしたい時に引いて使用する使い方のようです。
 
トーンコントロールノブもスイッチになっていて、引くとパッシブモードになります。
ピエゾは、パッシブモードではオフになるので、このノブを引くというワンアクションだけで、ピエゾによるアコースティックサウンドとパッシブエレクトリックベースを切り替えることができます。
 
ハイ、ミッド、ローのプリアンプコントロールが搭載されています。
このミッドにもスイッチが搭載されていて、通常時は、800Hz、引くと500Hzと、ミッドのターゲット周波数を切り替えることができます。
 
ベース単体でのサウンドについては、こちらが参考になるかと思います。
 

出典:Youtube 

 

このベースにはアップライトのようなFホールが空いていて、空洞部分があります。したがってボディはとても軽量です。他にも通常のPatriotモデルよりもブリッジ側のストラップピンを上に設置することで、構えた時にアップライトのような高めのフィンガーポジションに構えることができるようになっています。
 
とにかく機能満載のベースで、アップライトのような雰囲気とエレクトリックのフレットレスベースを切り替えて使いたいような場面では威力を発揮するベースだと思いました。
 
バンドアンサンブルの中では、下記のような感じのようです。いい曲ですね。
出典:Youtube 
 
個人的にはコントロールが多すぎてい使いこなせるかが少し不安ですが、色々な音を試せるので、音楽の幅は広がるように思いました。
皆さんも是非お試しを。
 

 

試奏したベースの感想 Sadowsky Metroline Will Leeモデル

皆さん自分に合うベースを探していたり、興味があるベースがあったりしますか?

忙しくてなかなか見に行けなかったり、その楽器自体をもっと知りたいと思ったりもするかと思います。


この記事では、ベース歴30年の私が試奏したことがあるベースの簡単なレポートを書いているものです。

 

今回のベースは、サドウスキーの普及型モデル、Sadowsky MetrolineのWill Leeモデルで、4弦のモデルです。
(MV4-WLだったと思います)

出典:Okada International

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MV4-WL


サドウスキーのMetrolineシリーズは、本家NYCのパーツなどをそのままに、日本で制作されている普及モデルです。今後このモデルの生産はドイツに移行するようですので、日本で製作されたモデルは、今店頭にでているもので最後らしいです。

 

このベースのポイントは、
ガリッとしたハイファイサウンド。現場で”使える”頼れるベース」
と、言った感じです。

 

とてもモダンで、パワーもあって、使い勝手のいいおしゃれな音がでるとても良いベースです。前にでてくるしっかりした音で、アンサンブルの中でも埋もれることは無いように思います。

 

フェンダーよりも小ぶりのボディで軽量ですし、長時間の演奏でも疲れにくいと思います。

 

アクティブで、プリアンプのコントロールは、ハイ、ローのスタックノブです。センタークリックはなく、ゼロでフラットになります。
基本ブースト側にまわして使うので、これだけだと、エグい感じで効いてきてしまうのですが、このベースには、マスタートーンコントロールがついていて、これで効き具合を調節できるのです。全体的な音の作りを最後に調節できるので、非常に便利だなと思います。

 

Will Leeモデルでは、ミッドブーストのミニスイッチがついています。
バッキングからソロに移る時に、このミッドを上げて、音を前にだしていくといった使い方もできると思います。
この仕組みは、製作者のRoger Sadowskyさんが、Will Leeさんの好みを聞いて、試行錯誤して製作されたもののようです。
こだわりポイントとしては、ミドルを上げても、全体の音が変わってしまったらだめなので、あくまで元の音に乗る感じを求めて製作されたようです。
背面のディップスイッチで簡単に対象周波数などを切り替えることができます。

 

RogerさんとWillさんの対談がとても面白かったので、こちらに引用させていただきます。

 


Will Lee Shop Visit 8.26.16

出典:Youtube


私が試奏したことがあるモデルは、ピックアップ・フェンスがついていませんが、実際Will Leeさんは、フェンスのついたものを使用していたように思います。
これがある方がアーティキュレーションがよくなるとのこと。

 

その他にも4弦を瞬時にEからDへドロップできるDチューナーも標準搭載しています。(Will LeeさんはCで使っているみたいです)

 

Rogerさんは、元々はギターのリペアマンで、弦の振動も考慮した巧みなフレットワークが素晴らしいということで、NYで活躍されていた方です。
そのこだわりの技術を継承しているこのモデルを30万円前後の価格で提供しているというのは素晴らしいなと思います。

 

日本人は、品質にうるさかったので、日本でうまくいけば、どの国でも通用するだろうと考えられていたようです。価格を上げず、品質を保つことに成功した日本生産モデルが、今後手に入らなくなると思うと、ちょっと残念ですが、この機会に一度試してみるのも良いのではないかと思います。

 

 

試奏したベースの感想 Ibanez BTB1826-NTL

皆さん自分に合うベースを探していたり、興味があるベースがあったりしますか?

忙しくてなかなか見に行けなかったり、その楽器自体をもっと知りたいと思ったりもするかと思います。


この記事では、ベース歴30年の私が試奏したことがあるベースの簡単なレポートを書いているものです。

 
今回ベースは、アイバニーズの6弦ベース、Ibanez BTB1826-NTLです。
 
このベースのポイントは、「ハイファイな音がするフルスペックのハイコストパフォーマンス6弦ベース」です。
 

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BTB1826 02

出典:Ibanez guitars

スルーネックで独自な感じのオイルフィニッシュのボディーは、軽量でとてもバランスが良いように思いました。スルーネックで、ネックも厚くなくとても弾きやすいです。
 
高額な海外メーカー製品などに搭載されているAguilar社製のDCBピックアップが搭載されています。EQ部分はIbanez社製のようですが、なんとなく高級感を感じてしまいました。
 
コントロールは、Bass, Mid, Trebleの3バンドで、ミニスイッチでアクティブ・パッシブ切り替えと、Midの周波数帯を変更できます。後は、マスターボリュームとピックアップバランサーというかたちになっており、かなり色々な音が作れます。
 
ガリッととしたハイファイな音なのですが、全体的な印象は、「湿った感じの音」でした。色々と音を作ったりすれば変わるのかもしれないですが、あまり他のベースにはない感じの音だったように思います。高中域が強く出ているようにも思いました。
 
6弦ベースは、まだまだ本数も少なく、有名海外メーカー製品は、安くても30万円以上する中、定価でも25万円を切ったところで提供しているのは素晴らしいと思いました。抜群のハイコストパフォーマンスだと思います。
 
6弦ベースを始めてみたいなという時に、安くはないですが、泣けてくるほど高くない価格で手に入るというのは大きなメリットだと思います。
 
このシリーズの5弦モデルで、BTB1825-NTというモデルがあるのですが、こちらもとにかく抜群に弾きやすい楽器という印象です。
 
30万円以下で手に入る6弦ベースとして、選択肢の一つとして入れても良いのではと思う楽器でした。
 

 

[初心者でも安心] 初めのベースを選ぶ5つのポイント [長く付き合えるベースに出会うために]

今回は初めてのベースを選ぶ時のポイントをご紹介したいと思います。
 
皆さん初めて楽器屋さんに行ってベースを買おうと思った際こんなお悩みはありませんか?
 
「初心者だから基礎知識がない」
「弾き方がまだ良くわからない」
「おすすめがわからない」
 
初心者の場合は、緊張してしまうこともあるでしょう。
なんだか周りの人がみんな上手そうで、恥ずかしかったりするかもしれません。
 
初めてのベースを選ぶ時のポイントがわかれば、後々さらにステップアップする際にも対応できるきちんとした奏法が身につくように思います。
 
 
私が初めてベースを買うときに知っていたら良かったなということを中心に書こうと思いますので、参考になればと思います。
 
目次:

ベースを既に弾いている知り合いについてきてもらう

まずは友人・知人のなかでベースを弾いたことがある人(できればある程度弾ける人)を探してついてきてもらうことを試したほうが良いです。
 
ギタリストなど、他の楽器ではなく、ベースをやっている人に一緒に選んでもらうのです。
 
初心者のときは、それこそ右も左もわかりませんので、自分が何がわからないかもわかりません。店員の方の言っていることも、ほぼ理解できないでしょう。
 
ネットで基礎知識を学んで行っても、やはり経験した知識とは違うので、今ひとつ自信が持てなかったり、少し勘違いしていることもあるかと思います。
 
私は、最初にベースを買いに行く時、ベースを弾いている人と行けばよかったと思っています(笑)
 
 

特に決まってなければスタンダードを選択する

特に好みがなく、とりあえず弾けるようになりたいというのであれば、スタンダードなものを購入することを強くおすすめします。
 
やはりベースのスタンダードといえば、フェンダー社の楽器が良いと思います。
日本製やメキシコ工場のもの、USA製のものなど、たくさん種類がありますが、単純に予算内のベースを店員の方に頼んでもってきてもらうというのも良いかと思います。
新品だと予算内で購入できないという場合は、中古店にいくのも良いでしょう。
 
音や仕様というよりは、ネックや弦の感覚、フレットの広さなど、まずはスタンダードなものに慣れるほうが良いと思います。トーン(音を調整するもの)などもシンプルですので、音作りに迷うことはあまりないでしょう。
 
楽器以外の機材は、練習用アンプなどがついた初心者セットなどを選択しても良いと思いますが、ベース本体だけはきちんと選びたいところです。
 
私は今思うとまったくスタンダードではない、わりとトリッキーな構成のベースを買ってしまい。その後も同じような選択を続けてしまいました。
 
今思うと、弦の感覚やフレットの感覚などが、広く出回っているスタンダードなものと違っていたので、その後、とても苦労した経験があります。
 
最初は普通にフェンダー製品のようなスタンダードなものにしておけばよかったかなと思います。
 
 

好きなアーティストが使っているモデルに近いものを選択する

好きなアーティストが使っているあのベースが欲しいというのがあれば、そのメーカーの製品を購入するのが良いと思います。
 
そのアーティストがメーカーと契約していれば、そのアーティストが使用しているものと全く同じ仕様のモデル(シグネチャーモデル)を購入することもできます。
 
しかし、大抵アーティストが使用している楽器は高額なものが多いため、お金に余裕があるのであれば良いかと思いますが、初心者には少し荷が重いように思います。
 
そのメーカーがパーツのコストを抑えたモデルを出している場合もありますので、店員の方に相談してみましょう。
 
私の場合、初めてのベースは、好きなアーティストが使っているメーカーと同じものだったのですが、仕様がまったく異なるものを購入してしまいました。
今思うと、その好きなアーティストの廉価版モデルとかも調べればあったと思うので、それにしておけばよかったと思っています。
 

やりたい音楽のジャンルで選択する

ポップや、メタル、ジャズなど、やりたい音楽性をヒントに選択するということもできるかと思います。
 
そのジャンルのベーシスト達がどのような形やメーカーのベースを使用しているかをネットで調べて、そのメーカーのものを探していくのが良いと思います。
今ではネットである程度お店にあるかどうかまで検索できますので、予めそちらで調べてから楽器店に行くことをおすすめします。
 
下記のサイトでは、複数の楽器店を一括で検索することができます。
 

練習スタジオで楽器を借りて音を出してみる。

少し番外編ですが、大抵の練習スタジオでは、楽器の貸出も行っています。
1時間数百円で借りれますし、スタンダードなものを数種類置いてあると思いますので、スタジオと同時に楽器も予約して、手ぶらでスタジオに行き、そこで何種類か試してみるのです。
 
なるほど、このタイプはこういう音がするのかと色々試せますし、なにより周りには誰もいませんので、音を出し放題です(笑)
 
これで、このような形のベースはこういう音がするんだなといったことを試してみるのもありかと思います。
 
どのような楽器を手に入れるかも大切ですが、まずは始めることが最も大切です。
 
何回か選択に失敗することもあると思いますが、失敗しているということは行動したということですので、大きな前進だと思います。
 
結局、何本も弾いてみて、やっと自分に合う楽器と出会えますので、とにかくまずは始めてみましょう。
 
 
 
 
 

試奏したベースの感想 G&L L-2000

皆さん自分に合うベースを探していたり、興味があるベースがあったりしますか?

忙しくてなかなか見に行けなかったり、その楽器自体をもっと知りたいと思ったりもするかと思います。


この記事では、ベース歴30年の私が試奏したことがあるベースの簡単なレポートを書いているものです。

 

今回のベースは、G&LのL-2000です。

 
このベースのポイントとしては、「フェンダーのベースシリーズ全ての要素をいれたウルトラハイパワーベース」です。
出典:Yamano Music Co. LTD Yam Yamano Music co.LTDano Music co.LTD
 

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G&L L-2000
 
フェンダーの創設者、レオ・フェンダーさんが中心となって開発されたベースです。L-2000は、4弦、L-2500は、5弦となっています。
 
フロント・リアのピックアップ選択や、シリーズ・パラレル切替、アクティブ・パッシブの切り替えにより、プレベジャズベミュージックマンのような音を再現するとことができます。
 
2基のハムバッキング・ピックアップとアクティブサーキットででつくるL-2000独自のサウンドは、とにかくハイパワーでロックなサウンドを出力します。
 
アクティブ・パッシブ切替スイッチには、トレブルブーストのようなオプションもついていて、ソロなどで活用できるバキバキのサウンドを出すこともできます。
 
このベースは、とにかくものすごいパワーがありますので、ギターがいくら大音量で来ようと、負けないくらいのサウンドをお見舞いできます。ですので、ロックとか、メタルとかにはピッタリのベースだと思います。
 
コントロールノブは、トレブル・ベース・マスターボリュームとシンプルで扱いやすいです。
 
色々とピックアップの設定を切り替えることで様々なフェンダーシリーズの音を再現できますが、きっと2ピックアップ+アクティブのL-2000サウンドが気にいるように思います。
 
USA製品とJapanバージョンとあるようです。
カラーや、ネックの仕様、ミニスイッチの仕様は、時期によって異なる可能性がありますので、ご自身に合うものを気長に探すのが良いかと思います。
 
一つあるのは、これだけ充実機能が揃っているだけあって、重量は重めです。実際ストラップをつけさせてもらって、抱えてみることをおすすめします。
 
なぜかアーティストさんのシグネチャーモデルとかないようですが、私はもっと評価されても良いベースだなと思っています。皆さんも是非お試しを。