試奏したベースの感想 Mayones Jabba 5
皆さん自分に合うベースを探していたり、興味があるベースがあったりしますか?
忙しくてなかなか見に行けなかったり、その楽器自体をもっと知りたいと思ったりもするかと思います。
この記事では、ベース歴30年の私が試奏したことがあるベースの簡単なレポートを書いているものです。
今回のベースは、Mayones Jabba 5です。
このベースのポイントとしては、「ハイエンドベース的な高いクオリティのクリーンサウンド」です。
ポーランドの楽器メーカーが製作するベースで、音は完全にハイエンド系の音だけれど、フォデラほど高くないコストパフォーマンスの高いベースだと思います。それでもお値段はしますが。。。
メーカーのお名前ですが、日本ではメイワンズと呼ばれていることが多いようですが、外国の方は、マヨーンズや、マヨネースという発音が近いようです。
最近は、シグネチャーベースに力をいれていて、Hadrien Feraudさんや、Federico Malamanさんといった、ヨーロッパの凄腕ベーシストの方々がこぞって使いだしていることで、一気に評判もよくなっているように思います。
余談ですが、私はこのお二人のベーシストの大ファンで、Hadrienさんはまだ一度しか生で見たことないですが、本当にすごいです。。。彼のソロアルバムの情報をご参考まで。
そして、Federicoさんは日本に来たことがあるのかわからないのですが、私は下記のアルバムが大好きで、死ぬほど聞いております。こちらもご参考まで。
代理店さんが良いのか、なぜか日本には結構はいってきていて、有名楽器店に行くと、たまに見かけるようになりました。
Jabba 5は、ジャズベタイプのピックアップ構成の5弦ベースになります。
こちらのシリーズは、何本か弾いたことがあるのですが、ピックアップは、その個体が制作された段階で最適と思わるものが搭載されているらしく、Aguilarか、Delanoが搭載されていると思います。
コントロールはボリューム、トレブル、ミッド、ベースでパッシブ・アクティブ切替という形になっていると思います。
作りや仕上げが本当にしっかりしていて、まさにハイエンドベースといった感じです。ボディも軽量でとにかく弾きやすいので、自分がうまくなったような感覚になります。
EQの効き具合もそれほど濃くなく、とにかくクリアなハイファイサウンドです。サドウスキーのような感じでもないし、フェンダーのアメリカンな感じでもない、独自なクリアさがあるように思いました。クリアなので、細かいタッチや、フレーズなども歯切れよく出音されます。
Hadrienさんは、元々Ken Smithの5弦を愛用していましたし、Federicoさんも自国イタリア製のハイエンドベースである、Laurus Professionalを長く弾いていらっしゃいました。Ken SmithもLaurusも大変素晴らしいベースですから、そこから乗り換えるというのは余程のことだと思ってしまいます。
しかし、弾いてみると、なるほど、ヨーロッパの伝説級凄腕ミュージシャンが納得するわけだと思いました。
メイワンズは、何か新しい感じのこれからの音という感じがしました。
日本でもこれから使用される方が多くなると思います。
本当に良いベースですので、一度楽器店で見かけたらお試しされることをおすすめします。