試奏したベースの感想 Ibanez BTB1826-NTL
皆さん自分に合うベースを探していたり、興味があるベースがあったりしますか?
忙しくてなかなか見に行けなかったり、その楽器自体をもっと知りたいと思ったりもするかと思います。
この記事では、ベース歴30年の私が試奏したことがあるベースの簡単なレポートを書いているものです。
今回ベースは、アイバニーズの6弦ベース、Ibanez BTB1826-NTLです。
このベースのポイントは、「ハイファイな音がするフルスペックのハイコストパフォーマンス6弦ベース」です。
スルーネックで独自な感じのオイルフィニッシュのボディーは、軽量でとてもバランスが良いように思いました。スルーネックで、ネックも厚くなくとても弾きやすいです。
高額な海外メーカー製品などに搭載されているAguilar社製のDCBピックアップが搭載されています。EQ部分はIbanez社製のようですが、なんとなく高級感を感じてしまいました。
コントロールは、Bass, Mid, Trebleの3バンドで、ミニスイッチでアクティブ・パッシブ切り替えと、Midの周波数帯を変更できます。後は、マスターボリュームとピックアップバランサーというかたちになっており、かなり色々な音が作れます。
ガリッととしたハイファイな音なのですが、全体的な印象は、「湿った感じの音」でした。色々と音を作ったりすれば変わるのかもしれないですが、あまり他のベースにはない感じの音だったように思います。高中域が強く出ているようにも思いました。
6弦ベースは、まだまだ本数も少なく、有名海外メーカー製品は、安くても30万円以上する中、定価でも25万円を切ったところで提供しているのは素晴らしいと思いました。抜群のハイコストパフォーマンスだと思います。
6弦ベースを始めてみたいなという時に、安くはないですが、泣けてくるほど高くない価格で手に入るというのは大きなメリットだと思います。
このシリーズの5弦モデルで、BTB1825-NTというモデルがあるのですが、こちらもとにかく抜群に弾きやすい楽器という印象です。
30万円以下で手に入る6弦ベースとして、選択肢の一つとして入れても良いのではと思う楽器でした。